editing
  
 

 ここはエディター歴18年の私が偉そうに書くページです。「そんなことわかってるわい!」って人は読まないで良し。私だけの考えなので、「そんなことね〜だろ」と思っても、文句言わないように。
 若きエディター候補の皆さんに、少しでもお役に立てれば幸いです。

 editing、cutting、編集、繋ぐ、とはなんでしょう。 一言で言えば撮影素材を切り刻んで、1つの作品に構成することですね。でも、それだけでは無いんだと、私は思います。
  何度も何度も企画をして、監督が演出コンテを書き、カメラマンがアングルを決め、ライトマンがライティングをし、美術さんがセットを作り、車両部さんはそれらを運び、テレシネでカラーリストが色を決める。まだまだそれだけじゃないけど、撮影素材にはいろんな人の想いが込められています。そんな想いの込められた集大成の素材を、更に切り刻んで短くしてしまうのが、エディターの役目なんです。責任重大です。そして、その分、やりがいのある仕事です。
  撮影を知らない、テレシネを知らない、では、エディターやってて楽しくないですよ。どんどん、編集室以外のものを見てください。 
  繋ぐ時は素材の前に居た人達、今編集室に居る人達、そして、それらを見てくれる視聴者の皆さんのことまで考えてください。「自分がそうしたいからそうしたんだ、それの何が悪い!」ってだけでやってる人、それはただのオナニーでしかありません。広告の仕事としては成り立たないですよ。

 

向き不向き
   動画編集には2つの仕事があります。

1つ目はオフライン編集。素材を吟味し、構成する仕事。

2つ目はオンライン編集。オフラインで構成されたものを綺麗に仕上げる仕事。

 この2つは、コマーシャルでは今のところ全く違う作業です。私の担当するのはオフライン作業。

 そして、この作業の中でも2つの人種がいます。

1人目はエディター。自分で編集を演出し、監督等と一緒に考え、作業ができる人。

2人目はオペレータ。監督等が言ったことを忠実に行うことだけができる人。

 このページを見てくれているであろう、若きエディター候補の方々。

 エディターになってください。

「私は素材を繋いで形にしたい!」 という方、オフライン向きです。

「私は画を作りたい!」という方、3Dかオンライン向きです。

 オンラインとオフライン、どっちが良いとか悪いとかじゃないです。自分がどっちが好きかってだけです。自分に向いているほうを選べばいいと思います。
  私はオフラインが好き。私はオンライン向きじゃない。そのうち、機材が進歩して、処理速度が上がれば、自動的にオンライン画質になるかもしれないですけど。でも、私が知っているオンラインエディターのような画は作れないかもしれないな。

 

若き人へ
   こういうの言い出すといっぱいあるんですけどね。簡単に。

1,機材は使えて当たり前です。ただのTOOLでしかありません。Avidが使えようが、FinalCutが使えようが、何の自慢にもなりませんので、そこのところを誤解しないように。

2.エディットは頭でするものです。気持ち、HEART、勘でするものです。理屈は経験上のものであり、私のようにジジーになって数をこなせば付いてきます。そんな理屈を机で勉強するより、今しかできない経験をしてください。編集以外の経験をいっぱいしてください。遊びもいっぱいしてください。そんな人間くさいものが、全て自分のエディットとなって出てきます。

3.そして、「仕事って何!!」って思うことあると思います。仕事とは、仕える事です。お金をもらうことではありません。お金は仕える事に対しての対価(評価)であるだけです。そして、その評価は自分ではなく他人がするものです。評価が正当であるか無いか判断することも、他人がすることです。「ちゃんと仕える事してるぜ!でも評価してもらえてない!!」という人、ちゃんと仕えられてないか、会社の評価する人間が悪いんですね。後者だとどうしようもないですけどね。。。

4.もう一つ。自分の環境は自分で作るものであって、他人が作る物ではありません。「編集は監督の言いなりだから」とか意味のわからないことをいう古くて頭の固い人間はほっといていいです。「上司が動いてくれないから」とか、「自分が言っても何も変わらない」とか言ってる人間もほっといていいです。自分がこうしたいと思ったら、自分で動きましょう。自分を信じてやっていれば、周りもそう動いてくれるし、必要な人と必要な時に出会えるし。環境は変えられるはずです。1つの仕事場(会社)が駄目だと判断して辞めることも、1つの決断ですし、そこを何とか自分の思うようにしてやろうと動くことも1つの判断。今の自分は何がベストか。自分にしかわからないですよね。自分を信じてみてください。でも、思い詰めないように。

 

 

 

う〜ん、なんか読み返すと説教みたいだなぁ。俺もオッサンになったな。。。。